犬のしつけ相談(その6)

飼い主は犬のリーダーになろう。:犬をしつけるためには、まず飼い主が犬のリーダーになる必要があります。犬のリーダーになるというのはしつけの基本です。なぜこれが大切なのかと言うと、犬は「リーダーは絶対」と思う習性があり、この習性を活かすのが、しつけの基本と言うことになるからです。野生の犬の中では、リーダーの犬の言うことを聞かないと群れから外されたり、制裁をされたりして時には命の危険にさらされることもあるのです。この習性を利用して、犬をしつけるようにすると、犬自体は苦痛を感じることもなくしつけできるようになります。

犬のしつけとは?:「お手」とか「お座り」などを教えると言う行為が『犬のしつけ』と思っている方がいるかもしれませんが、『犬のしつけ』はそれだけではありません。人間とペットである犬が一緒に心地よく暮らしていくための方法を犬に教えることが、犬のしつけです。 最初に「してはいけないこと」つまり禁止事項を教えます。この禁止事項とは、無駄吠えをしない、トイレを決まった場所以外ではしないと言うことです。 また、おもちゃなども遊んでいいものと悪いものの区別を教えるというようなしつけも含まれています。 なぜ犬のしつけは必要なのでしょうか?例えば、散歩途中に知らない人に襲いかかったり、むやみに知らない犬に吠えかかったり、変なものを拾い食いしたりなどをしないように、また飼い主と犬が心地よく暮らせるようにすると言うことです。 つまり、どんな状況のときでも飼い主の言うことを聞き、回りに迷惑がかからないようにすることが犬のしつけを言うことでしょう。

犬の感情と扱い方:シッ ポを振っている犬の感情についてわかりますか?一般的に犬はうれしいときにシッポを振ると思っているかたも多いようです。犬は緊張している状態や威嚇する状態であってもシッポを振るそうです。「吠える」という行為にもいろいろな感情があります。例えば散歩中に他の犬に出会ったりすると怖がって吠える犬がいます。飼い主が「大丈夫だから、吠えないでもいいからね」と抱っこしてあげるとします。けれどもこれでは、犬は怖いときは吠えれば抱っこしてもらえると誤った学習をすることになってしまいます。また威嚇で吠えている場合もあります。飼い主の前に現われた犬を吠えて追い払ったから、ご褒美として抱っこをしてもらえたと思ってしまうかもしれません。どちらにしても「吠えたら抱っこ」をするということは、犬にたいしては好ましい接し方ではありません。緊張して吠えてしまうような犬には、「おすわり」などのできることをさせてみて、上手に出来たら褒めてあげることから始めましょう。

犬の叱り方と褒め方:動物行動学が専門の農学博士・加隈良枝先生によると、日本人は犬に対しても感情表現がヘタかもしれないということだそうです。「犬にはわかりやすい表現方法が大切で、感情表現が豊かな欧米人と比べてみると日本人の場合は、犬からみても表現力が不足しているみたいです。犬をほめるときであっても犬を叱るときであっても、そのメッセージがきちんと伝わっていない気がします」とのことです。「ダメでしょ? わかった?」というようにやさしい口調で犬の背中をなでながら言っても、犬は褒められていると勘違いしてしまうそうですので、褒めるときは、大げさなぐらいが良いでしょう。
逆に犬を叱るときは、怖い顔をしながら叱ると怒られているのだということが犬も認識できるようです。叱るときのポイントは、怖がらせないことが大切です。犬は叩かれたりしたら飼い主を好きにはなれません。例えば犬が困った行動をするたびに音を出してみて犬をびっくりさせてみるといった「天罰法」をつかって学習させることが良いみたいです。他にも遊びが中断される、ムシされる、おやつをもらえないというような実際の「罰」を与えるのも「叱る」方法として有効なようです。

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